スーパー以外にも、サークルKなどのコンビニエンスストア業界へも進出しているユニーは、イトーヨーカドーやセブンイレブンのような小売販売業界では、規模は違いますが、中堅どころに位置している成長企業です。
アピタは、高感度時代における最先端情報がたくさんつまったスーパーを目標としています。その名称はもともと、イタリア語で先端を意味する「アピス」とポケットを意味する「タスカ」から作られました。
アピタを生み出したユニーは、従来型のスーパーとして今でも残っていますが、アピタをより特徴づけるために、ユニーよりもトレンディな店舗をアピタとしました。
専門店が中心になっているアピタでは、大型化するスーパーにおいて新しいコンセプトを模索するという意味から、施設的にさまざまな試みが行われています。
その代表的な例として、シネマコンプレックスの併設やアピタミュージックステーションがあげられます。これは、スーパー内に設けられたアピタミュージックステーションから、スーパー内に流れるBGMの曲名を公開するもので、他にもさまざまなアイデアを出し合って工夫を凝らしています。
アピタは、どちらかといえば、スーパーというよりはショッピングモールに近い感じがしますよね♪
ショッピングモールに限らずスーパーにおいても、大量生産・大量消費の時代の到来で、高品質な商品のニーズが高まっています。
より高級な品揃えを求められる高級品志向な反面、低価格志向も求められ、2極化を担っている厳しい事情は、ユニーだけでなく、イトーヨーカドーやイオンなどの大手でも同じです。
ゲリラ的ともいえる安売りに業態変更することもままならず、中堅大手の小売店がショッピングモールスタイルを取ることで専門店にまかせっきりになってしまうのは、背に腹は代えられない現実かもしれませんが、パルコの例からもわかるように、この場合、情報量およびサービスが、欠かせないキーファクターとなります。
ハイブリットな小売販売形式をとっているアピタなどのショッピングモールタイプのスーパーは、専門店をテナントとして持つことで、多少なりともスーパーのイメージ転換を図っているのでしょう。
しかしこれは、集客力という観点では効果的かもしれませんが、かつてのような急拡大な店舗展開を期待するには難しいかもしれません。
また、ブランド戦略が高級専門店には必要不可欠である、ということを考えると、中途半端な専門店戦略は、かえって逆効果にもなってしまうかもしれません。
さらに近年目覚しい成長を遂げているインターネットを介した通販は、小売店にとっての最強ライバルともいえるでしょう。
大型化することによるメリット、それは深刻な問題です。